2025/12/07 17:53


人類史だけとっても、二足歩行になり石器を使い始めてから、エジプト文明やメソポタミア文明が始まり、国が生まれ、宗教や儒教が生まれ、外交があり戦争があり、現代史へと繋がっていきます。
遥か昔から変わらず繋がる時間という概念は、その中で起きたことを挙げていく事は、膨大な数の出来事があったことでしょう。時間という概念は、全てに平等で、先人たちの想いにふけると、とてもロマンチックに感じます。

さてさて、その「時間」という概念が生まれた起源ですが・・。
最初に時間という概念が必要になってくるのは、「昨日は暖かかった」。「明日、狩猟に行こう」等、過去の話をしたり、未来の予定を立てたり、することなのだと思います。
地球の周期上、太陽が昇って沈む。昼と夜があり、季節が巡っていくことは体感的に感じますね。太陽が沈んで、夜になり、しばらくすると太陽が昇って朝が来る。そして、昨日が過去になり今日が始まります。古代の人々はこの太陽の出没。すなわち「1日」という時間があることに気が付いたとされています。

また、季節が緩やかに変わっていくことにも気が付いたと言われていますね。暑い夏から、涼しくなり、寒くなり、暖かくなる。この一定の周期で季節が巡ることに気が付いたわけです。これが「年」ですね。
更に周期的な月の満ち欠けに気が付くものが現れました。月が満ちて欠けて、また満ちていく。これをおよそ12回繰り返すと、おおよそ季節が一巡することに気が付いたそうです。「月」の概念ですね。

「時間」という概念はこの様に生まれてきたとされているようですが、文章で書くと物凄く短く、あっさりとしています。しかしながらこの「時間」の発見までには、途方もない時間がかかっていることは容易に想像できます。

狩猟生活や農耕生活を試みた時、この概念が有るのと無いのでは、成功率が全然違うことでしょう。何故、森に食べ物が無いのか、獲物が捕れないのか。古代の人々は、生活に苦しみながら、様々な事に想いを巡らせたことでしょう。そして、考えて考えて少しづつこの「時間」というものに気が付き始めたということなのだと思います。

エジプトではナイル川の定期的な氾濫を利用して農業を行っていたそうです。その周期と太陽の運行から365日で1年が巡ることを知り、太陽暦を使うことになったそうです。紀元前5000年頃と言われています。

(太陽暦)
また、メソポタミア文明では太陰暦という月の満ち欠けの繰り返しで成り立つ暦(こよみ)が使われていたそうです。

現代のイラク辺りに位置し、メソポタミア(川の間の土地)という名の通り、ティグリス川とユーフラテス川の間に生まれた文明で、こちらも農耕が盛んだったことでしょう。こちらは紀元前3000年頃といわれています。

エジプト文明の紀元前5000年~。メソポタミア文明の紀元前3000年~。それ以前から「時間」という概念は人々の生活に大切なもので、確かに存在してたと言う事なのでしょう。

(太陰暦)
そこから、時を知る行為が、少しづつ進化していくことになりますが、とても長くなってくるので、数回に分けてブログに書いていきたいと思います。
また宜しくお願いします。
